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古今和歌集 春歌 紀貫之  1  春歌 2、9、22、25、26









 知りもしないのに『土佐日記』を少しかじっただけで嫌いだといっていた紀貫之

 だが、本当はどうなのだろう…。

 気になって仕方がないので、古今和歌集を開き楽しむことにした。

 とりあえず古今和歌集の初めから、紀貫之のものだけを拾って写し始める。

 数が多いので、今回は五首のみ。

 数は少ないが 歌を読むと、紀貫之のすごさと偉大さが伝わってくる。







 やまとうたは、ひとのこゝろをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける。世中にある人、ことわざしげきものなれば、心におもふことを、見るもの、きくものにつけて、いひいだせるなり。花になくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるもの、いづれかうたをよまざりける。ちからをもいれずして、あめつちをうごかし、めに見えぬ鬼神をも、あはれとおもはせ、お(を)とこ女のなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるは、歌なり。

       日本古典文学大系8  岩波






 愛知教育大学研究報告,58 2009





  ふるとしに春たちける日よめる

  袖ひぢてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ  紀貫之   古今和歌集 春歌 二番



         (ふるとしに春たちける=12月のうちに立春が来たのをいう)




  雪のふりけるをよめる

  霞たちこのめもはるの雪ふれば花なき里も花ぞ散りける    古今和歌集 春歌 九番



      

  歌奉れとおほせられし時、よみて奉れる

  春日野の若菜つみにや白妙の袖ふりはへて人のゆくらむ  つらゆき  古今和歌集 春歌 二十二番





  歌たてまつれとおほせられし時によみてたてまつれる

  わがせこが衣はるさめふるごとに野辺のみどりぞ色まさりける  つらゆき  古今和歌集 春歌 二十五番





  歌たてまつれとおほせられし時によみてたてまつれる

  青柳の糸よりかくる春しもぞみだれて花のほころびにける  つらゆき  古今和歌集 春歌 二十六番


  





  とりあえず今回はここまで

  写真は2月27日  竜田川(たぶん平群町 道の駅近く…?)