紀貫之
白崎海岸 (和歌山県由良町) 【白波の よする磯辺に立ち寄りて 思ひしことを 人に語らむ】貫之 Mari Samuelsen: Vivaldi - "Summer" from Four Seasons
youtu.be Mari Samuelsen: Vivaldi - "Summer" from Four Seasons 白崎海岸 (和歌山県由良町) 白崎海岸は、和歌山県由良町に位置する。 「日本のエーゲ海」とも称されるとのこと。 私が訪れた日はあいにくの雨だったが、天気の良い日は、青い海と真っ白な…
成田山書道美術館 関戸本古今集 巻第四(秋歌上) きのつらゆき かはかぜのすゞしくもあるかうち よする なみとゝもにや あきは たつらむ だいしらず よみ人しらず わがせこが ころものすそを ふ きかへし うらめづらしき 秋の はつかぜ 関戸本古今集 関戸…
『高砂』 4 『古今和歌集』仮名序と『高砂』との関わり 『世阿弥 神と修羅の恋』「能を読む2」の『高砂』には、『古今和歌集』仮名序にも『高砂』が触れられていたので、簡単に記録しておきたい。 『高砂』 本曲のテーマは、和歌の隆盛が天下泰平のバロメー…
『平安 名家家集切 平安 戌辰切和漢朗詠集』より「藤」紀貫之 含 日本名跡業刊 山種美術館蔵 藤 悵望慈思三月尽コトシ紫藤花落鳥開々 白 紫藤露底残花色翡竹煙中暮鳥声 相規 たこのうらのそらさへにほうふゝぢのはな かさしてゆかむ見ぬ人のため ときはなつ…
三月初めに読んだ本の記録を、忘れない間に記録しておきたいと思います。 34; 王朝の歌人 4 『歌ことばを創る 紀貫之』 藤岡忠美著 集英社 1985年 王朝の歌人 4 『歌ことばを創る 紀貫之』 藤岡 忠美 著 藤岡忠美(ふじおか ただはる) 1926年、東京生ま…
先月『土佐日記』を読み、一旦 反抗期のように拒否反応を起こした紀貫之。 歌はいいはずと『古今和歌集』を少し!楽しみ始めただけなのに、今度は紀貫之の冴えにはまる。 いつもながら、何と単純なこと。 古典の先生からお聞きしていたマイナーな先入観も解…
「古今和歌集」 巻第十二 恋歌より紀貫之(587、588,589、597、598、599,604、605) (引き続き 日本古典文学大系8をうつし書きます) 日本古典文学大系8 新日本古典文学大系5 「古今和歌集」 巻第十二 恋歌 紀貫之は十三首ありました。 572、573、574、57…
「古今和歌集」 巻第十二 恋歌より紀貫之(572、573、574、579、583) (引き続き 日本古典文学大系8をうつし書きます) 日本古典文学大系8 新日本古典文学大系5 古今和歌集 巻第十一二 恋歌572 きのつらゆき 君こふる涙しなくは から衣っむねのあたりは色も…
「古今和歌集」も春歌に続け 秋歌、雑歌、恋歌にしようかと悩んでいたが、昨日読んだ竹西寛子 著 同時代ライブラリー298 『古今和歌集』でのなかに、行為歌はやはり真ん中にあった…と書かれており、これで良かったかなとほくそ笑む。 竹西寛子さんは実力者だ…
日本古典文学大系8 新日本古典文学大系5 やまとうたは、ひとのこゝろをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける。世中にある人、ことわざしげきものなれば、心におもふことを、見るもの、きくものにつけて、いひいだせるなり。花になくうぐひす、みづに…
昨日は日本古典文学大系8の「古今和歌集」春歌(下)から紀貫之 古今 春歌115 しがの山ごえに女のおほくあへりけるによみてつかわしける つらゆき 梓弓(あづさゆみ)春の山邊をきえくれば 道もさりあえず花ぞちりける 梓弓 春の枕詞(弓をはるの意味で言い…
昨日は日本古典文学大系8の「古今和歌集」春歌(下)から紀貫之 古今 春歌82 さくらの花のとりけるををよみける つらゆき ことならばさかずやはあらぬ さくら花 みる我さへにしづ心なし 古今 春歌83 さくらのごと、とくちる物はなしと人のいひければ よめる …
昨日は日本古典文学大系8の「古今和歌集」春歌(上)から紀貫之 古今 春歌58 お(を)れるさくらをよめる たれしかもとめてお(を)りるる 春霞立ちかくすらん山のさくらを 古今 春歌59 歌たてまつれとおほせられし時によみたてまつれる 桜花さきにけらしも…
昨日は日本古典文学大系8の「古今和歌集」春歌から紀貫之春歌から紀貫之のものだけを五首写した。 この写し方でいいんだろうか? ネットで見てみると、色々な形で記録されているようだ。 今日は少し形式を変えてみたい。 今日は四首のみです。 日本古典文学…
知りもしないのに『土佐日記』を少しかじっただけで嫌いだといっていた紀貫之。 だが、本当はどうなのだろう…。 気になって仕方がないので、古今和歌集を開き楽しむことにした。 とりあえず古今和歌集の初めから、紀貫之のものだけを拾って写し始める。 数が…
奈良の苑池から大量の木簡が出てくることがあったという。 博物館では木簡というものを見る機会に恵まれる場合が多いが、この木簡を読むと当時の様子がわかる。 何のなにがしがなにがしに何々しかじかを献上しただの、こまごまとした記録が記されている場合…
2011年度 18 『土佐日記 蜻蛉日記 紫式部日記 更級日記』(岩波書店)から 「土佐日記」の解説 2 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『土佐日記 蜻蛉日記 紫式部日記 更級日記』(岩波書店)から 「土佐日記」の解説 日本古典文学…
2011年度 17 『土佐日記 蜻蛉日記 紫式部日記 更級日記』(岩波書店)から 「土佐日記」の解説 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『土佐日記 蜻蛉日記 紫式部日記 更級日記』(岩波書店)から 「土佐日記」の解説 新日本古典文学…
2011年度 16 『土佐日記 蜻蛉日記 紫式部日記 更級日記』(岩波書店)から 「土佐日記」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『土佐日記 蜻蛉日記 紫式部日記 更級日記』(岩波書店)から 「土佐日記」 新日本古典文学大系24 岩波…
『土佐日記』 今年初めての講義は古典。同時に、古典講座終了。 次回は初夏か・・・。 思えばこの講座は行ったり行かなかったりといったいい加減な受講者のわたしですが、かれこれ5、6年もお世話になっている。 今回は9月の留守を拭えば、前回出席。実質上の…
『 土佐日記 』 男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。 それの年(承平四年)のしはすの二十日あまり一日の戌の時に門出す。そのよしいさゝかものにかきつく。ある人縣の四年五年はてゝ例のことゞも皆しをへて、解由など取りて住むたちより…