
これで五人目、南郷力丸。 完



さてどんじりに控えしは
潮風荒き小ゆるぎの
磯慣れ松の曲がりなり
人となったる浜育ち
仁義の道も白川の
夜船へ乗り込む船盗人
波にきらめく稲妻の
白刃に脅す人殺し
背負って立たれぬ罪科は
その身に重き虎ヶ石
悪事千里というからは
どうで終いは木の空と
覚悟は予て鴫立沢
然し哀れは身に知らぬ
念仏嫌いな 南郷力丸
これで白波五人男とは暫くお別れです。
わたしは白波五人男が好きで、18代目中村勘三郎襲名披露の『白波五人男』を見るため、娘と名古屋まで出かけたことがあります。(まだブログをつくりたてで、訳あって芝居関連の記録において名詞はあえて漢字を抜いています。)
歌舞伎遠征をほとんどしたことの無いわたしにとっては珍しいことです。
『白波五人男』はわたしにとってはあたためている演目のひとつです。
最後までおつきあいいただき、心より感謝申し上げます。
『菊五郎の色気』を読んで