
イラン 『制裁の打撃大きく、経済深刻…核協議再開へ』
ここ4年間を見て、イランで利用するタクシーやホテル料金は高騰化している。
タクシーは以前に比べてガソリンの値上がりにぼやくドライバーが目だつ。
二年程前からガソリンは配給制。
ガソリンスタンドは給油の車で満杯で、15分屋20分程度待たされることはしばしばである。
3年前にはガソリンスタンドに立ち寄るドライバーは私たちに挨拶をした。
しかしここ1、2年は無言でガソリンを入れる者が増え、私たちは乗せていただいているといった感じさえする。
ドライバーは口々に、ガソリンが高いとぼやく。
毎年訪れる街では同じホテルを利用することも多く、ホテルの値上がりにも戸惑う。
交渉すると値段を気持ち程度下げてくれたり、バスタブのある居心地の良い部屋に通される。
イランではまず、契約段階の笑顔が必要。必ず値段の記録メモを書いてもらい、前払いの時は領収書を受け取るのは必須。
ここ四年を見ただけでもイランでは人々の表情は変わり、貧富の差は広がる。
日本人に対しては親日感情が薄れてきつつあるようにも感じる。
初めて行った年は中国人観光客は少なかったが、去年から今年に書けて、中国人団体客は多い。
バザールには中国製のお土産が、以前に比べて増える。一方、日本人観光客は減る。
行き来しやすいとはいえ、ここ1、2年 ヨーロッパ人がかなり増えたのが特徴的。
以前にも何度か記録したが、3年前には
日本人?→中国人?→韓国人?
日本人?→韓国人?→中国人?
の順で尋ねられたが、2年前には中国との貿易自慢を多く聞き、韓流ブームで多くのポスターが売られていた。
韓国人?→日本人?→中国人?
中国人?→日本人?→韓国人?
そして今年の秋には韓流ブームは落ち着き中国に人気が集中。
中国人?→韓国人?日本人?
上の順で聞かれることが多く、中国人や韓国人出ないことがわかると急に興味がなくなるイラン人が多かった。
日本人に対する風当たりは徐々に強まる傾向だ。
まぁ、これも時の流れ化…。
今日『イラン:制裁の打撃大きく、経済深刻…核協議再開へ』(毎日新聞 2010年12月4日 20時58分)をうなずき納得しながら読んだ。
今回でイラン行きは心して,前回までにもまして、まずは安全第一で行動したいと考えている。
イラン:制裁の打撃大きく、経済深刻…核協議再開へ
【テヘラン鵜塚健】
イランの核開発問題を巡り、国連安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国とイランとの協議が6日からジュネーブで始まる。協議再開は1年2カ月ぶりで、6月の国連安保理による経済制裁決議以降初めて。イランの米欧諸国への不信は根深く、アフマディネジャド大統領は表向きは強硬姿勢を変えていない。ただ、制裁による国内経済への打撃は深刻で、国民の強い反発を恐れる政府は制裁解除に向けて6カ国側との妥協点を探らざるを得ない状況だ。
「この国から外国人が消えるのでは」。テヘラン市内で日本人観光客を扱う旅行会社の男性(45)はスケジュールが空欄の手帳を見てつぶやいた。昨年は1800人を受け入れたが、今年は半減する見込み。原因は、核問題によるイランのイメージ悪化に加え、ホテル代や交通費の大幅な値上がりだ。
一連の経済制裁で金融取引が一層制限され、輸入コストが上昇。これが多方面のインフレを招き、深刻な影響を及ぼす。男性は「日本人客は料金の安い隣国トルコにばかり流れる。政治の影響で苦しむのはもうこりごりだ」と嘆いた。男性の月収は600万リアル(約6万円)。結婚して半年だが、高額の家賃が払えず妻の実家で同居が続く。
一連の経済制裁による影響は、外国投資が規制された石油・エネルギー業界で打撃が大きいほか、外貨不足の進行で9月には現地通貨のイラン・リアルが一時暴落して両替所などが大混乱になった。従来の制裁とは痛みの度合いが異なるが、モッタキ外相は今月2日、「国内経済も貿易も制裁下で実に大きな発展を遂げた」と影響を否定してみせた。
昨年10月、イランが保有する低濃縮ウラン1.2トンを国外に運び出すとした6カ国との合意が一時成立したが、イランが破棄。濃縮活動を続け、今年2月から濃縮率を20%に上げている。
「核の(平和利用の)権利についての話は一切しない」と政府は表面上強気だが、米欧との接点を見つけない限り交渉の継続は見込めない状況。また、国内経済のこれ以上の混乱は政権維持を困難にする可能性が強く、協議を前に「アフマディネジャド大統領は本気で和解の糸口を探り始めた」(外交筋)との見方が出ている。
毎日新聞 2010年12月4日 20時58分(最終更新 12月4日 21時55分)