乱鳥の書きなぐり はてなブログ

gooブログ:「乱鳥の書きなぐり」より引っ越してきました。







 気がつくと、稲に花がついていた。

 今に季節の稲と同じ色の米の花。

 

 ところどころ何も植えずに水を張った田がある。

 水鳥が戯れる。

 この季節の一こま。



 何も植えてない田畑の草を刈る。

 雑草を焼く。

 農家の方はいつの季節も忙しそうだ。

 これから何を植えられるのだろうか?

 タマネギ?ジャガイモ?

 子どもが幼い頃に家庭菜園をした事があるが、私にはわからない。



 今年は不思議な年だ。

 大和川沿いの道路で亀を見ない。

 例年なら雨上がりの後にのっそりと歩く亀を見かけたものだ。

 車にひかれた亀の多さに心を痛めた事もある。

 今年はミニバイクを止めて、のろのろ歩く亀を助けた事は一度もない。

 亀を見ない。

 不思議な年である。



 川の中にはいるのだろうか?

 大和川を覗くと、魚も亀も少ない。

 川岸で鳥は戯れている。

 白い鳥が例年より多い。

 大和川は美しくなりつつあるといわれているが、白い鳥が多い。

 白き鳥が多い川は汚れているといわれている。



 亀。

 幼少の頃、小さな亀を飼った事がある。

 小さな水槽に入れて、毎日眺めていた。



 ご近所の長老が、亀を飼うと縁起が悪いと忠告された。

 父と私は、なついた亀を池にはなった。

 悲しい思い出。



 そして、亀。

 我が子が小さな頃、奈良にこしてくるまでの間、野生の草亀と一緒に暮らした。

 草亀は庭をのそのそと歩いては、チンゲンサイなどの新芽を食べた。

 プランターは丸裸。



 草亀のためにプールを用意してやった。

 草亀は泳げず、溺れそうになった。

 慌てて助ける。

 亀は庭をのそのそと歩いていた。



 草亀はいつも首をのばして、私のいる部屋の方向を眺めていた。

 私が鰹節を持っていくと、くしゃくしゃの顔で、目をしばしばさせていた。

 亀の目は大きい。

 草亀は、鮮明に刻まれた京都の思い出である。



 それにしても、今年は亀を見ない。

 大和川の亀は、一体どうしたというのだろう・・・。