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江戸の見世物


記録のみ

 江戸の見世物

 

 岩波新書 赤681

 2000年 7/19 第1版1刷発行

 川添裕 (1978年東京外大卒)

 246ページ 700円+税

 写真は『大事を知らせに走らせる疱瘡神』で、右(疱瘡神)真ん中(風の神)とのこと。

 疱瘡神は上半身はカンジンチョウ、風の神もカブキのきめポーズのようで惚れ惚れします。

 十返舎大人のはしか受けとりてう(疱瘡絵本)など江戸の小粋さの連続する本書は、満喫できつ一冊。

 とても興味深く面白くて、類似した版画を比較しながら、楽しんで読みました。

 また江戸の文化を見世物といった興味深い視点から掘り下げられ、満足のいくものでした。

 落語やカブキでなじみの『らくだ』(カブキ=死人にかんかんのうを踊らせる話)の話も面白く、そのらくだ見物から舶来のものがニホンにわたってきたせいで、写真の『大事を知らせに走らせる疱瘡神』之話に発展する内容などは面白い。

 小粋な著者が東京外大卒というのも羽場が広く感じられて、興味深い。