
東寺 五重塔
東寺の五重塔は、おいては京都のシンボルのひとつと言える。
東寺は毎月21日、弘法さんとして知られる。
ここの五重塔は大変美しい形と角度、色彩で、私の心を魅了する。
金堂の東側、境内の東南隅に位置し、弘法大師が創建(天長3年=826年)に着手したと伝えられる。
度々火災に遭い焼失、との数四回。その後再建を繰り返し、今に至る。
2007年4月某日。
日頃非公開の一階(初重)内部が公開。
心柱を大日如来に見立て、壁には真言八祖像(第八祖が空海)の絵。
柱や天井は極彩色の絵で描かれている。
五重塔や心柱はもともともっと高かったと言う。
塔の高さは現在約57m。
現存する木造の古塔では日本一高さとのこと。
心柱は幾本かの部分に分かれていると東寺の係員(?=或いは、ボランティア)が説明。
心柱は幾本かの部分に分かれていたため、結果、地震対策隣、柱はその姿を保っていたとのこと。
ただ、柱の周りの五重塔だけが沈下。柱は屋根上から突き出していたらしい。
その証拠となるのが心柱の蓮の絵。
もともとは一階の見えるところに描かれた蓮の絵が、今は中心の象の地下に見ることができる。
これは突き出た柱を、地下から切り倒し、短くした由縁だとのこと。
係員は、
「達磨落としの対策・・・」
と笑って説明されていた。
電柱で照らされた象の下を除くと、蓮の絵が認められる。
蓮の絵は心柱下だけではなく、壁面四方の下のほうにも、かすかに彩られていた。
四方の柱には、勢いのよう墨の龍が描かれていた。
ところどころ はげたり、色落ちしてはいるが、非常に保存状態が良い。
パンフレットには『初重内部の色彩も落ち着いて・・・』と記されている。
しかし、内部の柱や天井など一面に彩色はほぼ褪色。
仏教から考え、かつての東大寺屋多くの寺同様、鮮やかな彩色が施されていたに違いない。
天井は多くの寺に共通する色彩と組み方。
あまりの美しさに、三、四十分は五重塔の内部から外にでることはできなかった。
宇宙を表していると言う五重塔の内部はあまりにも居心地が良く、心が落ち着く。
よくはわからないが、胎児が母の胎内にいるような感じなのでは…といった、妙な懐かしさの感じる空間をかもし出していた。
四方から龍に見守られ、中心と四方は安堵感を感じるの蓮の絵。
中心の像は自分と一体となり、『生』を感じる。
自分にとって、こういった感覚を味われる空間は消して多くないと考える私は、いい時間を過ごすことができたことに感謝している。
最後に・・・
五重塔内部ではスケッチ禁止でしたので、間違った記憶を記述している可能性があります。
もしお気づきの点がございましたら、お教え下されば、幸いです。
どうぞ宜しくお願いいたします。